肌体力1:「ターンオーバー」で常に新鮮な肌を引き出す生産力をつける!年齢によって周期が遅くなっても正常に保つコツはあります!

肌を美しく保つためには肌体力が必要となります。そのうちのひとつが肌のターンオーバーの力です。ターンオーバーが正常に行われていれば、常に新しい肌に生まれ変わり、美しくツルンとした肌をキープできるのです。

こちらでは、肌のターンオーバーについてや、有効な美容成分について見ていきます。

肌のターンオーバーとは?

肌のターンオーバーは、肌が新しく生まれ変わる代謝のサイクルのことです。によって新しい細胞が生まれ、それが肌の表面に押し上げられることによって、肌の細胞を常に最適な状態に保っているのです。このターンオーバーが正常に行われると、肌は常に生産力が高く健康な状態でいられるわけです。

この仕組みによって、ダメージを受けた肌も元通りに修復することが可能です。傷ができたり日焼けをしたりしたときでも、一定の期間を置けば元の肌に戻っているのは、ターンオーバーが正常に行われているためなのです。

逆に、ターンオーバーのサイクルが乱れてしまうと、くすみやしわ、たるみに炎症など肌にさまざまなトラブルを起こすことになってしまいます。

ターンオーバーはどんな仕組みになっているの?

肌を構成する表皮には、奥の方から基底層・有棘層・顆粒層・角質層の4層があります。肌を作る細胞は基底層から生まれ、形を変えながら有棘層、顆粒層へと押し上げられていきます。そして表面の角質層に来たとき、角化した細胞として折り重なっていくのです。その後、役目を果たした細胞は垢となってはがれていきます。

このサイクルは、一般的に28日程度とされています。これは、基底層で新しい細胞が生まれてから角質層からはがれるまでの日数です。この日数をかけることで、肌は新しく生まれ変わるのです。例えば肌に傷や日焼けなどのダメージが加わった場合でも、28日のサイクルをかけると新しい細胞に生まれ変わるため、元のキレイな状態に戻るというわけです。

ただし、角質層の厚さがある頬などと、薄くなっている目の周りではターンオーバーのサイクルは多少異なり、厚い部位は比較的遅く、薄い部位は早くなります。

ターンオーバーのサイクルが乱れるとどうなる?

このターンオーバーのサイクルは、加齢によって徐々に遅くなるといわれています。ターンオーバーが遅くなると、古い角質細胞が長期間肌にとどまり続けてしまい、肌に明るさをなくしてくすみになったり、肌がごわついたりといったトラブルとなるのです。

一方、ターンオーバーが早くなってしまう場合もあります。乾燥や紫外線の影響、またクレンジングや洗顔の誤った方法などによって角質細胞がはがれてしまうのです。この状態になると、未熟な状態の細胞が表面にさらされてしまうことになり、さらなる乾燥を招いたり刺激に敏感になったりといった事態を引き起こしてしまいます。

未熟な角質細胞は縮みやすく、硬くなってしまいがちです。角質細胞が縮まってしまうと、その分毛穴を広げることになり、毛穴が目立ってしまいます。さらに硬くなっているため、汚れが取れにくいといった事態にも発展してしまうのです。

角質層は肌をバリアする機能をにないますが、それも破壊されてしまうため、肌を守ろうとして皮脂や汗が過剰に分泌されることにもつながります。さらに、角質細胞が角栓となって毛穴に詰まってしまうことにもなりかねません。刺激に敏感になることでピリピリとしみる感覚も覚えるようになります。

これらの結果、ニキビや湿疹、赤みなどのトラブルを引き起こしてしまうのです。これらは炎症の一種であり、肌のバリア機能が低下することでさまざまな炎症が発生することになるわけです。

ターンオーバーが乱れる原因

ターンオーバーが遅くなる原因として主なものは、やはり加齢です。加齢は歯止めをきかせることができませんから、ある程度仕方のない現象といえるでしょう。しかし、ターンオーバーが早くなる原因にはいくつか考えられ、いずれも改善の余地があるものです。

例えば、強い紫外線を長時間受けていると、角質細胞がはがれやすくなる原因となります。また乾燥すること、肌の中に活性酸素が増えて酸化してしまうことも同様に角質細胞にダメージが加わる原因です。紫外線については、帽子や日傘などを使ってカットする方法もありますし、UVケアができる化粧品を使うことも方法のひとつです。乾燥に関しては、スキンケアの際に十分に保湿することが大切です。活性酸素の増加に関しては、栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠で改善できることがあります。

その他、スキンケアの方法自体に問題がある場合も考えられるでしょう。クレンジングや洗顔をするときにゴシゴシと無理な力をかけすぎていると、角質細胞をはがれさせてしまいます。洗顔料に関しても、洗浄力が強いものを使うとダメージを与えてしまうでしょう。ピーリングのしすぎなども同様です。

ターンオーバーの乱れを正常に戻してくれる成分が入った化粧品はあるの?

ターンオーバーの正常化するために化粧品を選ぶならば、まずは基礎化粧品を見直し、保湿効果を重視したものを選びましょう。

また、選ぶポイントとなる保湿効果が期待できる成分もしっかりチェックしましょう!

アルガンオイルで肌を優しく守る

アルガンオイル

肌のターンオーバーが乱れるのを防ぐ美容成分のひとつとして、アルガンオイルが挙げられます。アルガンオイルは、モロッコの南西部に自生するアルガンツリーの実から生成されるオイルです。数十キロの実からわずか1リットル程度しか生成できない貴重なもので、モロッコの先住民が古くから「生命の実」として珍重していたといわれています。

アルガンオイルの効果としては、抗酸化作用が知られています。肌のターンオーバーを遅れさせて老化を引き起す活性酸素が発生するのを抑え、細胞が酸化するのを防いでくれるのです。酸化が抑制された肌にうるおいを与える効果もあり、アルガンオイルに含まれるリノール酸が、肌のバリア機能を保持するセラミドの生成に役立ってくれます。

酸化を防いで肌のバリア機能を正常に導くアルガンオイルは、肌を優しく守ってくれます。その結果、乾燥を防いだり外部からの刺激に強くなったりします。これにより、角質細胞が刺激によってはがれてしまうのを防止できるわけです。

加水分解ヒアルロン酸はうるおいを保ってくれる

加水分解ヒアルロン酸

もともと、表皮の下の真皮に存在して肌のハリを保つ役割を果たしているヒアルロン酸。これを化粧品に配合することで、角質層にうるおいを保持することができます。特に、加水分解して低分子化した加水分解ヒアルロン酸は、通常のヒアルロン酸よりも浸透力が高く、角質層に浸透しつつ肌の表面のバリア機能を助けてくれるのです。

角質層のうるおいを保ってくれることで、乾燥による角質細胞のはがれを防ぐことができます。またバリア機能を強化できますから、外的刺激による角質細胞のダメージからも守ってくれるのです。その結果、ターンオーバーが早まってしまう現象をストップし、健康な肌をキープすることにつながります。

加水分解ヒアルロン酸によってしっかりとうるおった肌は、ターンオーバーのサイクルも正常に戻っていきます。乾燥によってできるしわの改善も期待でき、若々しい肌を長く保つことができるのです。

肌のターンオーバーは、美しい肌を保つために正常に保つことが必要です。しかし、加齢や外的刺激などによってそのサイクルは乱れやすく、さまざまなトラブルを引き起こしてしまいます。外的刺激からできるだけ肌を守ることや、スキンケアの方法に気をつけるなど、肌を優しくいたわることでターンオーバーを正常に導くことができるのです。

また、アルガンオイルや加水分解ヒアルロン酸の力を借りれば、ターンオーバーの乱れを防ぐこともできます。肌を守るバリア機能を強化したり酸化を防いだり、うるおいをキープしたりといった働きは、ターンオーバーのサイクルを助けて肌体力を上げ、健康で美しい肌になれるでしょう。

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