シワの種類を知ろう!改善・対策に有効な成分を紹介します!

目じりなどの小ジワや額に深く刻まれる大ジワなど、肌にシワができると見た目年齢が大きく変わって悩みの種となります。女性であれば年齢問わず誰もが気になる肌の問題でしょう。小ジワと大ジワは、関連性もありますが基本的にできる場所が違い、その原因も少し異なります。シワを改善するためには、原因に合った対処法と美容成分を選ぶことが大切です。シワの種類や有効な美容成分にはどのようなものがあるのでしょうか。

シワの種類は大きく分けて2つある

肌にできるシワは、肌を構成する層のどこに問題があるかによって違ってきます。例えば、目じりや口元などにできる細かい小ジワは、肌の表面となる表皮にできるものです。その原因には乾燥や紫外線の影響、ターンオーバーが鈍ることによって古い角質がたまってしまうことなどが挙げられます。特にこの季節、暖房の効いた部屋に長時間いると、お肌もカピカピになるものです。多くの小ジワの場合、しっかりと保湿をすることやターンオーバーを促すスキンケアをすることで、ある程度は改善されます。

一方、表皮の下にある真皮が衰えることによってできるシワが大ジワです。見た目にも大きく影響するシワですね。これは、紫外線の影響が真皮にまで及ぶこと、また加齢や活性酸素の増加などによって真皮の組織が劣化することによって起こります。真皮を構成しているコラーゲンやエラスチンが衰えてしまったり、これらの組織の間にあるヒアルロン酸などの組織が水分を保持できなくなったりといった原因が考えられます。真皮を構成する組織が劣化してしぼんでしまい、くぼみが生じることによって深い大ジワとなって現れるのです。

シワを改善するにはそれぞれの原因を知ること

シワの種類は大きく分けて上記のような2つとなりますが、この2つのシワは、関連性はありますが基本的には別の場所でできるものです。そして、それが起こる原因も少し違います。シワを改善するためには、その原因に合った対策を採ることが大切なのです。

表皮にできる小ジワは、乾燥や紫外線などによって肌バリアが崩れ、表皮のうるおいが奪われること、ターンオーバーが正常に行われず古い角質がはがれ落ちずに残ることが主な原因です。これを解決するためには、「表皮を保湿してそのうるおいが逃げないようにする」「ターンオーバーを正常化する」といった対処がカギとなります。

化粧品で保湿をするとき、化粧水でしっかり水分を浸透させた後、乳液やクリームでフタをして水分を閉じ込めるようにするのが有効です。これにより、肌のバリア機能も守られ、乾燥を防ぐことができるでしょう。ターンオーバーを正常化させるためには、表皮の一番下の層である基底層の細胞を活性化させ、新しい細胞を生む力をつけることです。基底細胞を弱らせる原因は乾燥や活性酸素の増加などですから、これらに有効な成分を含んだ化粧品を選ぶといいでしょう。

真皮にできる大ジワは、真皮を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸といった各組織が劣化し、しぼんでしまってくぼみができるために起こります。これら真皮の組織は、線維芽細胞と呼ばれる細胞によって作られています。紫外線が真皮にまで届いて真皮の組織にダメージを与えたり、活性酸素が真皮の組織や線維芽細胞を弱らせたりすることが大ジワの主な原因です。これを防ぐためには、表皮を健康な状態に保って紫外線が真皮にまで及ぶのを防いだり、線維芽細胞の働きを促したりする美容成分が有効となるでしょう。

表皮のシワを改善できるアロエベラ葉エキス

高い保湿効果を持つことで知られるアロエベラ葉エキスによって、表皮の水分を十分に保ち、乾燥を防ぐことができます。しっかりとうるおいを保った表皮は、ターンオーバーも正常に行われ、小ジワの原因となる乾燥だけではなく、古い角質がたまっていくのも改善できるのです。

また、紫外線から肌を守る効果も期待できます。紫外線の影響が肌に及ばないことで、表皮細胞のダメージを防げますし、真皮にまで影響が出ることもなくなるといえるのです。さらにうれしいことに、紫外線によってメラニン色素が生成されるのも抑える働きがあるとされています。小ジワだけではなく、できてしまったシミなども改善されるということです。

肌をバリアして乾燥を防ぐアルガンオイル

アルガンオイルは、モロッコ原産のアルガンツリーの種から生成される希少なオイルです。アルガンオイルに美容効果があるといわれるのは、含まれるリノール酸が肌のバリア機能をサポートしてくれるためです。角質層は角質細胞が何層にも重なり、その間を埋めるように細胞間脂質が存在します。この構造が肌のバリアを作っているのです。リノール酸はこの細胞間脂質の材料となるため、乱れてしまったバリア機能を助けてくれるわけです。

また、アルガンオイルには活性酸素を除去する抗酸化作用もあるといわれます。ビタミンEやカロテンといったビタミン類の働きが、肌の酸化を防いで老化を抑えてくれるのです。特にアルガンオイルに含まれるビタミンEはオリーブオイルの数倍ともいわれ、高い抗酸化作用を発揮することが期待できます。

フラーレンは活性酸素を取り除いて老化防止に

非常に高い抗酸化作用を持つことで注目されているのがフラーレンです。フラーレンは、炭素分子がサッカーボールのように集まった炭素同位体であり、もともとは不溶性ですが、水溶性や油溶性のフラーレンが開発されたことで美容成分として活用されています。その抗酸化力はビタミンCのおよそ170倍もあるといわれ、数値からも効果の高さがうかがえます。

さらに、分子として安定しているとされるフラーレンは、表皮に浸透した後も長時間崩れずにその形をキープするといわれています。つまり、壊れにくくその効果を発揮できる時間が長いのです。抗酸化作用のある他の成分は比較的壊れやすいですから、その点でも抗酸化作用が高く、酸化によるシワを防いで若々しい状態を保てるということなのです。

ファーメンテージ・シャルドネBで古い角質を除去

表皮の小ジワの原因ともなる古い角質は、ターンオーバーが正常に行われないことで、はがれ落ちずにどんどんたまっていきます。これを優しく除去する効果があるのが、ファーメンテージ・シャルドネBです。この成分は、ブドウの品種・シャルドネの果汁を乳酸菌で発酵させたものであり、美容成分として広まりつつあるものです。

ファーメンテージ・シャルドネBには、他のフルーツにも多く含まれるAHA(α-ヒドロキシ酸)が豊富です。AHAは古い角質を取り除き、肌を柔らかく導いてくれる効果があるとされています。ピーリングに用いられることも多い成分です。この効果によって古い角質が取り除かれ、小ジワを改善することができます。

コラーゲンを生成するマトリキシルで弾力ある肌に

マトリキシルは、パルミトイルペンタペプチド-4と呼ばれるアミノ酸です。他の美容成分はほとんど表皮にしか届きませんが、マトリキシルは非常に微細な素粒子であることによって、真皮にまで到達してその効果を発揮するといわれています。マトリキシルが持つ効果とは、真皮内の線維芽細胞を活性化させることです。

加齢や活性酸素の影響などによって、真皮にあるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの組織が劣化してしまいます。これが大ジワの原因となりますが、マトリキシルが線維芽細胞の働きを促すことで、コラーゲンなどの新しい組織を作り出し、劣化した組織の代謝を促すといわれているのです。真皮組織が元気な状態を取り戻すことによって肌にハリが生まれ、大ジワの改善にもつながるとされています。

表皮にできる小ジワや真皮の衰えによってできる大ジワは、それぞれの原因に応じた対処法が必要です。今回紹介した美容成分は、表皮に働いて乾燥や紫外線の影響を防いだり、真皮に到達してコラーゲンの生成を助けたりといった効果を発揮します。シワの原因に合わせて美容成分を使い分けることは、悩みの種であるシワを改善できる近道となるでしょう。

在籍年数 19年 本社勤務 40代半ばも過ぎ、笑いジワも気になりますが、笑うことは健康に何よりも大切なので、気にせず笑うことにしています笑 お料理も好きで、お酒に合う食べ物、カラダに良い食べ物、日々研究中です。

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