シミのない美しい肌を目指す!まずは美白成分の種類を確認し自分に合う化粧品選びを!

シミのない美しい肌を保つためには、美白を意識したスキンケアを続けたいものです。しかし美肌に良い成分とはどのようなものがあるのかご存知でしょうか。もしなんとなくよさそうなものを使っているのであれば、今持っているスキンケア化粧品に、美肌にうれしい成分が含まれているかどうか確認してみましょう。そこで、美白成分とは何か、またどのようなものがあるかについて解説します。

「美白」という言葉は簡単に使えない?

大型スーパーの化粧品売場や、ドラッグストアなどに並んでいるあらゆるスキンケア化粧品には、「美白」という言葉を使っているものが数多く見られるでしょう。美白というと、白い肌をイメージさせますがその働きが期待できるものを全て「美白」化粧品と宣伝することはできません。美白という言葉を使うためには法律で定められた、決まりを守る必要があります。その決まりとは、厚生労働省で認可された美容成分を使用していることです。いくら新しく発見された白い肌を目指すに効果的だと思われる成分であっても、勝手に「美白」と宣伝してはいけないのです。その場合には「クリア」「ブライトニング」などという言葉を使って、肌の明るさアップを表現していることが多くなっています

厚生労働省が認める美白成分とは?

厚生労働省が定める「美白」とは、メラニンの生成を抑制して、シミ・そばかすを防ぐことや日焼けによるシミ・そばかすを防ぐことを指しています。そのため誤解を生じやすい「肌を白くする」という表現の仕方は、美白化粧品において適していない表現になるのです。そして「美白」化粧品と名乗るためには、厚生労働省指定の美白成分を使い、医薬部外品・薬用であるという承認を受けることが必要になります。店頭で見かけるあらゆる美白をうたった化粧品は、政府から認められている商品ということになり、国内では安全に使うことのできる化粧品といえます。そして、厚生労働省認可の美白成分を使った上で「美白」化粧品であると宣伝することは、薬機法にも定められており、成分を使用せず認可も受けずに美白化粧品としてしまうと薬機法違反になるのです。では、認可成分の中から一部を以下にご紹介しておきます。

ビタミンC誘導体

美肌成分として有名なビタミンCですが、壊れやすいという欠点があり不安定なために化粧品へ配合したとしてもその働きを十分に発揮することは難しいとされていました。そこで、壊れやすいビタミンCに働きを保つことができるよう、人工的に改良した成分が「ビタミンC誘導体」です。改良を加えることにより、成分を安定させ壊れにくくなりました。このビタミンC誘導体には、水溶性と油溶性の性質があり、水溶性のものは化粧水や美容液に配合、油溶性のものは本来水溶性であるビタミンCを油と結合させエマルジョン化させたものでクリームに配合されています。

ビタミンC誘導体のもつ働きには、抗酸化作用・できてしまったメラニンの還元による色素沈着予防・新陳代謝アップ・なめらか肌の実現などの美肌効果があり、その他にもコラーゲンの生成に働きかけてシミやシワなどのトラブル予防などにも期待できます。ただし、肌にうれしい働きが多いといってむやみに使いすぎると、乾燥肌の人はより肌が乾燥してしてしまい、さらに敏感になってしまうことがあるので注意しましょう。

プラセンタエキス

プラセンタとは胎盤のことをさしており、胎児が成長する時に母親から栄養を受け取ったり、不要成分をろ過するなど大切なものです。プラセンタには豊富な栄養素が含まれており、そこから抽出されたエキスには複数のアミノ酸・ビタミン・ミネラルなどといった人間が生きていくうえで必要な成分が含まれています。プラセンタエキスを配合した化粧品や美容向けドリンクなどが多数存在していますが、紀元前から使われていたという説もあり、美しさで有名なクレオパトラも美容のために使っていたと言われているのです。

プラセンタエキスの働きには、新陳代謝の促進・血流アップ・メラニン生成の抑制があり、美白を目指したい時にはぴったりの成分と言えるでしょう。新陳代謝が高まることで、肌細胞の生まれ変わりもスムーズになることから、できてしまったシミを薄くすることにも期待されています。それから、抗炎症作用も持っておりニキビや肌の赤みの炎症を抑える働きもある他、成長因子の働きにより肌のハリや、弾力アップにも役立つとされているのです。

トラネキサム酸

トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、医療の現場でも湿疹・じんましんの治療や出血を止めるために長く用いられている成分です。1979年に肝斑の改善作用があると報告されたことから、肝斑治療にも使われるようになり、現在では肝斑改善目的の薬の他に、シミ・そばかす治療の内服薬や美白用の化粧水も発売されています。トラネキサム酸はシミ発生物質をブロックしてメラニン生成を抑えることでシミ・そばかすを防ぐのです。また、肝斑の発症に影響があるといわれるタンパク質分解酵素にも働きかけて、肝斑を予防します。このトラネキサム酸は、副作用が少ないとされるものの、中には食欲不振・おう吐・眠気・発疹などが起こることもあり、もし症状が出た場合には医師に相談しましょう。

アルブチン

アルブチンはコケモモやナシなどに含まれる天然の成分で、1989年に厚生労働省から認定を受けました。大手化粧品メーカーが美容液に配合したことで注目を集めた成分で、高い美白効果が期待されています。さて、ハイドロキノンも美白の働きが高いとされる成分ですが、そのハイドロキノンとブドウ糖を結合してできたものがアルブチンです。ハイドロキノンは肌への刺激も強いですが、アルブチンになることで肌への刺激を抑えることを可能にしており、安定性も高い成分と言えます。アルブチンの働きは、シミの元となるメラニンを活性化させる酵素を抑制するもので、この働きによりメラニンの発生を防ぐのです。それに肌へアルブチンが入ることで、ハイドロキノンも一部作用するといわれています。

認可成分以外にも美肌に役立つ成分がある

厚生労働省認可成分の他にも、美肌に役立つ成分は研究が進められたことにより次々と発見されています。そのひとつが「フラーレン」で、発見者はノーベル賞を受賞していることでも注目を集めている成分です。フラーレンは紫外線にあたっても壊れにくい成分で、シミ発生の原因となる活性酸素を吸着する作用をもっており、さらにその働きは約11時間も持続するという安定性の高い成分です。細胞の老化を招く活性酸素を減少させることで、健康な細胞を保ちやすくなりアンチエイジングにも役立つのです。健康な肌であれば肌のバリア機能も回復しやすくなるので、美肌の継続も期待できるでしょう。

美白成分とは、ビタミン誘導体やプラセンタエキスなど、厚生労働省から認可されたもののことをいい、美白成分を配合し、承認を得られた化粧品が医薬部外品や薬用という言葉を使うことができるのです。政府に認められた化粧品を使うことは安心感がありますが、それ以外にも肌の明るさアップに役立つ成分は開発されているので、フラーレンのような成分にも目を向けると、自分に合うものが見つかるかもしれません。

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