保湿パックで肌にうるおいを。パックに必要な成分と方法を紹介!

肌が乾燥しているときには、いつもと違ったお手入れが必要です。その方法の一つが保湿パックです。保湿パックは肌にうるおいを与え、乾燥肌を改善してくれます。保湿パックに必要な成分や、保湿パックの方法など、乾燥肌に効果的な保湿パックの方法を紹介しましょう。

保湿パックの効果とは?

洗顔をはじめとする毎日のスキンケアだけでは、乾燥肌がひどいとなかなか改善することができないことがあります。そのようなときには保湿パックがおススメです。保湿パックは保湿成分がたっぷり含んだシートやコットンなどを顔に乗せ、有効成分を肌に浸透させるケアです。肌に密着させて行うため、肌にしっかりと保湿成分などの有効成分を浸透させることができ、保湿効果を高めることができます。

ただし、保湿パックは長時間行えば、その分高い効果が得られるというわけではありません。保湿パックの種類によっては方法を間違えると、肌を乾燥させてしまうことがあります。保湿パックで効果的に乾燥肌を改善するには、正しい方法で行うことが大事です。

乾燥肌を効果的に改善する保湿パックに必要な成分とは?

保湿パックで乾燥肌を改善するポイントとして、有効成分に着目することも大事です。保湿成分をはじめ、保湿パックに有効な成分を紹介します。

・フラーレン

フラーレンは炭素でできた成分でサッカーボール型の分子構造をしています。フラーレンには活性酸素を取り除く働きがあります。さまざまな活性酸素をスポンジのように吸収し、さまざまな美肌効果を発揮すると言われています。その一つはシミ予防です。フラーレンによる抗酸化作用でメラニンの生成を抑制し、シミを予防する働きがあります。また抗炎症作用もあり、肌の赤味を軽減する働きもあります。

活性酸素は細胞の老化を進行させ、肌荒れを引き起こします。抗酸化力の高いフラーレンは、シワの予防をすることもできます。また、フラーレンは角質層の成分を増加させる働きがあり、肌のバリア機能を正常に戻す効果があると言われています。

・EGF(上皮成長因子、Epidermal Growth Factor)

上皮細胞を再生させる因子であるEGFはタンパク質の一つで、肌表面の受容体と結びつくことで、細胞の再生を促します。EGFは唾液にも存在している成分で、傷口をなめると早く治るのはそのためです。EGFが発見されたのは1962年。アメリカの生物学者であるスタンレー・コーエンによって発見されました。肌の再生などの治療において有効性が認められ、1986年のノーベル医学生理学賞を受賞しています。最初は皮膚再生医療において使用されてきたEGFは、アンチエイジング効果が期待され、化粧品に利用されています。

EGFには細胞の再生や細胞の生成を促す働きがあります。そのため、新陳代謝が活性化し、肌のバリア機能も高まります。また、もともと傷の回復力を高めるなど医療分野で使用されてきたEGF。新陳代謝を活性化し、肌細胞を再生する効果により、傷口が早く治る、細胞の成長を促進することができるのです。

・プラセンタ

プラセンタは動物の胎盤から抽出された成分です。人間や豚、馬、羊など動物由来のものがあります。プラセンタにはビタミンC、ビタミンE、活性ペプチド、ミネラルなどが含まれていますが、それらの成分には抗酸化作用があります。抗酸化作用によって、活性酸素を取り除き、肌老化を抑制してくれます。その結果、シミやシワ、肌の乾燥などの肌トラブルを予防することができるのです。さらに表皮細胞の老化を進行させる過酸化脂質を減らす効果もあるとされ、エイジングケアが可能です。

また、プラセンタには成長因子が含まれていて、線維芽細胞や角化細胞を活性化させるため、コラーゲンの生成をサポートしてくれるのです。さらに天然保湿因子の主成分であるアミノ酸が豊富で保湿力を高める働きもあります。プラセンタには血流をよくする働きもあります。そのため、酸素や栄養素、血液が細胞にしっかり届き、老廃物も排出されやすくするため、肌荒れを防ぐことができます。さらにプラセンタにはメラニン色素を生成するチロシナーゼの働きを抑制し、シミを予防する働きもあります。

保湿パックの効果をアップさせるコツ

せっかく保湿パックをするなら、十分にその効果を得ることが重要です。乾燥肌の改善に必要な有効成分をしっかり肌に浸透させるためにも、効果的な使い方をしましょう。一つは美肌成分がたっぷり含んでいる保湿パックは美容液と同じような効果を期待するものです。有効成分を肌に浸透させるためにも化粧水をしっかり塗布してからパックをするといいでしょう。また、目元や口元には美容液やクリームをつけておくと、目元や口元も保湿がしっかりとできます。

パックを肌に乗せている時間は5分程度、種類によっては10分程度を目安にしましょう。長い時間顔に乗せておけば、それだけ効果がアップするわけではありません。反対に、肌を乾燥させてしまうことがありまあす。特にシートタイプのパックは、空気に触れることで乾燥します。そのため、効果がなくなっていき、肌から水分を吸い取ってしまいます。長時間パックをしていることで、肌への刺激となり、肌を乾燥させるだけではなく、かゆみや赤みなどが出てしまいます。パックをする時間には十分に注意しましょう。

コットンに化粧水を浸し、顔に乗せるコットンパックがありますが、コットンパックをした後は必ず保湿美容液や保湿クリームで保湿ケアをするようにしましょう。コットンパックだけでは肌の水分が蒸発し、乾燥を招いてしまいます。肌を乾燥させないためにも、コットンパックをした後は、必ず保湿をしましょう。

クリームパックでしっとりお肌に

パックの中には顔にクリームを塗ってパックをする方法があります。肌の乾燥がひどい場合には、コットンパックやシートパックよりも保湿効果がアップするでしょう。クリームパックの際には、ラップを乗せるとクリームと肌の密着度がアップし、クリームに含まれる成分が肌に浸透しやすくなります。また、半身浴をしながらクリームパックをするのもおススメです。入浴中の湯気が蒸気となって、クリームに配合される成分が肌に浸透しやすくなります。

クリームタイプのパックのように、顔に塗る保湿パックは肌への密着度が高いため、有効成分を肌に浸透させやすく、乾燥を改善する効果が高いとされています。肌の乾燥がひどい場合には、肌に塗るタイプの保湿パックをするといいでしょう。保湿パックにはさまざまな種類がありますので、いろいろ使ってみて肌に合ったものを選ぶといいでしょう。

パックにはさまざまな種類があり、コットンパックのように手軽にできるものもあります。手軽にできるものは簡単ですが、方法を間違えると効果が出るどころか、反対に肌を乾燥させてしまうことがありますので、使用方法には十分注意して使うようにしましょう。保湿パックは毎日行う必要はありませんが、週に1回のスペシャルケアとして、定期的に行うことで、乾燥の予防にもなります。肌の乾燥を早く改善することも可能になりますので、定期的に行うといいでしょう。

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